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今ここには二人しかいない。君を見つめているIと君。二人は光にいる。
君はどこまでも自由だ。
だから君はたまに振り返る。光に背を向ける。
背を向ければ影を作り、自分の影を見つめることになる。でも本当の君はそこにいない。
君が望めば二人一緒に光を見ることができる。
Iは君に恋をしている。Iは常に君を見つめている。光は常に君を照らしている。
影も光の働きで生まれたものだが、影の中に光を探しても見つけられない。
君の心が光へと導く。君が熱を感じている方に光は存在する。
Iは光にいて君を望んでいる。Iにとっての光は君で君にとっての光はIである。
君が光を受け入れれば、君は光を見る。君がIを受け入れれば、君はIを見る。
Iは君の自由を尊重した上で君を望んでいる。君を無理に振り向かせたりはしない。
君が心と同じ方向を向いた時、Iはやってくる。
君は決してひとりぼっちなんかじゃない。
また二人で光を見よう。